天ぷら油火災の時、マヨネーズの容器を投入する?しない?
天ぷら油火災の時にマヨネーズを容器ごと鍋に入れると火が消えるという話を聞いたことがある方も多いと思います。
実際、有効な方法なんでしょうか?
答えは、NOです。
”ほんとに火が消えたことがある”という方もいらっしゃるかもしれませんが、運がよかったのだと思いましょう。
通常、一般家庭にあるマヨネーズの容器は300ml、400ml、500mlです。
また天ぷら鍋の直径は20cmの鍋が一般的ですが、その表面積は、約10cm×10cm×3.14で314cuとなります。
ある実験では直径20cm鍋で300・400・500mlのマヨネーズ容器を投入しても、ともに火は消えず、更に激しく燃え上がったということです。マヨネーズも成分の70%は油ですし、卵も燃えますから、当然と言えば当然ですけど。
ただし、業務用の1Lサイズ(未使用時)だと消える場合もあるようです。
しかし、あくまで可能性があるということですので、マヨネーズ消火はやめた方がいいと思われます。
もし、天ぷら油火災が起こった場合にはあわてず騒がず(できれば、ガスなどの元栓を閉め)、消火器を使用しましょう。
消火器がない場合には、シーツや大きめのタオルを水で濡らしてから鍋の上からかぶせましょう。
(あわててかぶせると、鍋をひっくり返し、高温の油が飛び散り、更に大惨事になることもありますので注意して下さい)
ちょっとした事から起こる大惨事知ってますか?
味噌汁を温めていると爆発!電磁調理器で料理していると出火した!スプレー缶が大爆発!眼鏡で出火!
上に書いたことは誰でもちょっとした不注意で起こり得ますので、ご紹介します。
味噌汁(特に豆味噌の赤味噌)を温め直す時に爆発が起こるのは、お味噌の成分(たんぱく質)がお鍋(特にステンレス鍋)の底に沈殿し、このたんぱく質が鍋の底で温められることで、熱凝固したたんぱく質が大きな音と共に突沸現象が発生するためです。
突沸とは突然湧き上がる現象のことで、熱い味噌汁が飛び散り、やけどを負ってしまうことがあります。
突沸を防ぐには、温める前によくかき混ぜておく、アルミ鍋を使用する、一気に強火で過熱しないことで防げます。
次に最近増えているIH(インダクション・ヒーティング)方式の電磁調理器での出火です。
電磁調理器は触っても熱くなく、鍋を置くと調理ができるという特徴があります。
やけどの心配が少ないため普及していますが、ガラスや土鍋には使えませんし、アルミや銅鍋のような電気抵抗の少ない鍋には適しません。
更に、底が平坦でない鉄やステンレス鍋をした場合、電磁調理器と接している部分だけ非常に温度が高くなることがあります。そういった状況で、油が引かれている又は油を引くと出火したり、煙がもうもうと出る場合があります。
底が平坦な鉄やステンレス鍋を使用することを忘れないでくださいね。
次に、エアゾール式のスプレー缶の爆発です。
気軽に使えるスプレー缶ですが、ヒーターやガス周りに置き忘れていませんか?
直火にいれなくても、熱で温められると急激にエアゾールのガス成分温度が上昇し膨張します。
その後、スプレー缶が内部圧力に耐えられなくなると、ガスが噴出します。
周りに火の気や火花などの状況があると大爆発を起こします。(静電気によっての爆発も起こりえるそうです)
殺虫剤・ヘアスプレー・消臭剤などのスプレー缶やライターなどの置き場所には気をつけましょう。
夏は車の中なども危険になることがあります。
最後に眼鏡で出火!ですが、眼鏡以外にもジュースの缶の底、溜まった水、などでも出火することがあります。
特に日差しの強い夏場に起こりやすいということですが、上記の物が太陽の光を集光し、レンズの役割を果たし、特に黒い紙や布などが出火することがあるというものです。子供のころ実験でやった虫眼鏡で紙を燃やす現象が起きます。
日差しの強い場所にはそういった物を置かないように気をつけましょうね。
火災にあった際の脱出方法、大丈夫ですか?
火事に巻き込まれた場合の対処方法を知っているでしょうか?火事が実際目の前で起きるとパニックに陥りやすくなります。火災についての知識があれば、冷静に対応できる可能性も高まりますので、参考にして下さい。
目の前で火事が起こっている場合、その炎が天井まで達しているかを確認します。
天井まで達しておらず炎が比較的小さい場合、周りに消火器や水などがあれば消火できる可能性があります。
しかし、その周辺に燃えやすい物や灯油などの危険物がある場合には、あっという間に炎が広がることがありますので注意が必要です。
また、天井まで炎が達している場合には、個人での消火はまず不可能だということを覚えておきましょう。
そういう状況下ではその場からの脱出を考え、行動することが重要です。
他の場所で火災が起こっている場合には、脱出ルート確保のため、どこで火災が起こっているのか、できるだけ確認しましょう。
仮にビルやマンションなどでは下階へと脱出するのが常識であるため、下の階で出火している場合には特に注意が必要です。湿度や風向きによっても大きく変化しますが煙や炎は、上へ上へと燃え広がってきます。
間違っても上に逃げることはタブーです。(下への逃げ道がない場合は仕方ありませんが・・・)
脱出する場合の注意点ですが、まず鼻と口をタオルなどで覆いましょう。できれば、水などで濡らしたほうがベターです。
こうすることで、熱くなった空気による気管の火傷を防ぎ、有毒物質の吸引を多少防ぐことができます。
また非難時には低い姿勢で移動しましょう。
物が燃え不燃焼時に発生する気体が一酸化炭素(CO)です。無色無臭のこの気体が火災時に多く発生します。
一酸化炭素は酸素と比べて血中のヘモグロビンとの結合が強く200〜300倍あり、結合すると体内での酸素の運搬・供給を低下させます。
その影響で一酸化炭素を多く吸い込むと、頭痛・倦怠感・めまいを引き起こし、ひどくなると意識障害や死亡することもあります。そのため、火災時に無色無臭の一酸化炭素を知らず知らずの内に吸い込むことで意識不明に陥り、そのまま死亡されるケースが火災時の死亡要因1位となっています。
また最近の火災では、建築物に使われている溶剤や資材が蒸発したり、燃焼するなどして、
有毒なガスを発生する場合があります。
このようなガスや煙は、一般的に空気よりも軽く、高い場所から順に充満するため、低い姿勢が重要になってきます。
また、視界を確保するためでもあります。(煙が充満してくると方向感覚を失います)
ドアなどを開く時にも注意しましょう。
ドアノブが非常に熱くなっていたり、ドアの下から空気が入っていっている場合、ドアの向こう側が火の海の可能性があります。火の海でなくてもバックドラフト・ロールオーバー・フラッシュオーバーが起こることもあります。(石川県和倉消防団サイト参考)
また、火災時に持ち出す物をある程度決めておきましょう。
通帳や印鑑、保険証書は再発行してもらえますので、間違っても火の中に取りに戻らないように・・・
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